嗅覚障害・異臭症
嗅覚障害(匂いがわからない・変な匂いに感じる)
嗅覚障害には匂いの質は変わらず感覚強度が変化する症例と匂いの質が変化する症例の2つがあります。
嗅覚障害の診断
鼻内内視鏡検査、画像検査(CT、MRI)、嗅覚検査を行い、発症時期、経過、異嗅の有無、味覚障害の有無、既往歴、薬物や有害物質(ガス)の曝露の有無、家族歴などをお聞きします。
感冒後嗅覚障害や頭部外傷による嗅覚障害は問診でしかわからない場合があります。
嗅覚障害の原因
鼻内内視鏡検査、画像検査(CT、MRI)、嗅覚検査を行い、発症時期、経過、異嗅の有無、味覚障害の有無、既往歴、薬物や有害物質(ガス)の曝露の有無、家族歴などをお聞きします。
感冒後嗅覚障害や頭部外傷による嗅覚障害は問診でしかわからない場合があります。
嗅覚障害の治療
可能な場合は原疾患の治療がまず第一となります。
ステロイド内服や点鼻・吸入を行うこともあります。
次に、当帰芍薬散などの漢方薬や亜鉛製剤、ビタミン剤等が経験的に使用されています。
嗅覚刺激療法(リハビリテーション)を勧める場合もあります。
異臭症
異嗅症には、刺激性異臭症と言って、“におい”を嗅いだとき、それを本来の“におい”とは異なるにおいと感じたり、何も“におわない”はずなのにあるいは“におい”を自覚したりする自発性異臭症があります。
これらの異嗅症は、その症状単独で生じることは感冒後嗅覚障害や外傷性嗅覚障害などでは、半数以上の例で異嗅症が認められます。
感冒後嗅覚障害例の異嗅症は刺激性で、数カ月経過してから生じることが多く、外傷性嗅覚障害例は受傷直後から生じます。
その他に悪臭症と言われる副鼻腔炎や扁桃炎など主に上気道の炎症性疾患あり、稀には腫瘍性疾患により病巣が悪臭を放つものもありますので注意が必要です。
また、自己臭症(egorrher symptom)と言って、実際には臭くないないのに自分が口臭、鼻臭あるいは体臭を放っていると感じている疾患があります。
心因性あるいは精神疾患がその背景に存在することが多く、診療上対応に苦慮することが多い疾患です。
異嗅症の治療
嗅覚障害の原因検索を問診,少なくとも鼻咽腔ファイバースコープ検査,画像検査(耳鼻科用CT)は必須と言われています。
異嗅症に対する治療は,殆どのケースで嗅覚障害の治療が兼ねることになります。
嗅覚障害の加療中に異嗅症が現れることがありますが、傷害された嗅覚経路が徐々に回復している証拠であるとも考えられます。
外傷性嗅覚障害に伴う自発性異嗅症は改善しないこともあり、現時点で有効な治療法はありません。
異嗅症は精神疾患、心因的要因が関与している方が少なくないので、耳鼻咽喉科単独ではなく、精神神経科や心療内科と連携してそれぞれの原因検索と対処を図る事が大切です。
